🏕 この記事の結論
“アリかナシか”は、「バーの有無」より「掛けたときに裾が床につくか」で決まります。
私は前の車(bB)で8年活躍しましたが、プロボックスの車中泊仕様では床について乾かず手放しました。買う前に“自分が使う姿勢”で頭上の高さを測るのがおすすめです。
車中泊で濡れたウェア、どこで乾かすか地味に困りますよね。とはいえ最近は、滑りに慣れてきて雨の日以外はウェアがほとんど濡れません。ただ、滑ったあとは汗で蒸れているので、そのままだと気持ち悪い。この「蒸れを飛ばす・たまに濡れたのを乾かす」をどうするかが、実際のテーマです。
おもしろいのは、同じ「バー」でも車が変わっただけで結論が“アリ→ナシ”と逆になったこと。なぜそうなったのか、順に書いていきます。
🧺 インテリアバーとは
後部座席のヘッドレストの間に渡して、洗濯物や濡れた物を物干し竿のように掛けられる棒です。私のものは伸縮しない固定長タイプで、スノーボード専門店(守山スポーツ:通称モリスポ)で購入しました。

🚙 前の車(bB)では8年活躍しました
前に乗っていたbBでは、背もたれを起こした状態でバーを使っていました。バーと座席のあいだに距離があり、ウェアの裾が軽く触れる程度でシワにならず、しっかり乾きました。掛けていたのはこんな物です。
- スノボウェア・パンツ
- ヘルメット……そのまま置くとカーブで転げてしまいますし、滑走後すぐカバーに入れると頭の部分が蒸れます。だから乾かす意味も込めて吊るしていました
- バラクラバ(顔・首を覆う被り物)も乾かしていました
- グローブだけは、別のハンガーに掛けて乾かしていました
⚠️ プロボックスでは使いづらくなりました
「使えなくなった」というより、正しくは「使いづらくなった」が正解です。プロボックスは車中泊で後部座席を倒すので、天井までの高さが下がります。するとウェアの1/4以上が床についてしまい、うまく乾きません。(後部座席を倒した状態の座面〜天井の高さは【測定中】。数字が出たらここに入れます)


実際にはこの90cmすべてを使えるわけではありません。インテリアバーは天井そのものではなく、天井より低い位置にあるアシストグリップに固定するため、ハンガーを吊るす高さはこれより短くなります。そこに掛けるウェアの着丈は70cm。一方、寝床側にはマットレス7cm+布団6cmで計13cmが積み重なっています。天井からの実質的な余裕を考えると、70cmのウェアの裾がこの寝床の上に届いてしまう、という計算になります。


同じ「バー」でも、座席を起こして使うbBと座席を倒して使うプロボックスとでは、頭上の余裕がまるで違いました。いまの乾かす目的は「ずぶ濡れを乾かす」より滑走後の蒸れを飛ばすのがメインで、そこに丈の長いウェアが床につくバーは合いませんでした。
🪢 手放したきっかけ
ちょうどヘッドレスト固定用のゴムバンドが経年劣化で切れ、運転中にグラグラするようになりました。この機に処分し、以来買い直していません。
🔍 あなたの車で使える?見極めポイント
| 見極めポイント | 向いている | 向いていない(私のプロボックス車中泊はここ) |
|---|---|---|
| 使う時の姿勢 | 座席を起こして使う | 座席を倒してフルフラットで寝る |
| 座席を倒した時の頭上高 | 高い | 低い(丈の長い物が床につく) |
| 掛ける物の丈 | 短め(タオル・小物) | 長い(スノボウェア・パンツ) |
❓ いちばんの疑問|バーは「ある」と「ない」どっちがいい?
結論:プロボックス(車中泊で座席を倒す車)なら、答えは「ない方がいい」です。
掛けると裾が床について風が通らず、乾かないどころか生乾きの原因になり、場所も取るだけ。シートに広げて掛け+窓を開けて換気の方が、よっぽど早く乾きます。
それでも車内に干し場が欲しいときは、優先順位で:
・手間をかけてでも干し場が欲しい → ウェアをハンガーに掛けて半分に折り、床につかないようにして「使う」
・手間より身軽さ・確実な乾き → 「使わず」シート掛け+換気
ポイントは「バーの有無」より「掛けたときに裾が床につくか」。プロボックスの車中泊仕様は基本つくので、“ない方”が無難です。
※ちなみに、掛けても裾が浮く車なら「ある」方が便利です(前に乗っていたbBがこれで、専用の干し場になってよく乾きました)。あなたの車が裾の浮くタイプなら“アリ”。
補足:工夫すれば低い車でも使えます(好み次第)
ハンガーに掛けて半分に折り、床につかないようにして使っている方もいるようです(※私自身はやっていないので、見聞きした範囲です)。結局は「そこまでして車内で乾かしたいか」という運用の好み=人によるところ。私は手間と頭上のスペースを考えてやめました。
💨 やめて、いま乾かし物はどうしているか
☀️
晴れの日
滑走後の蒸れが中心。助手席のシートに掛け、風を通して乾かす
🌧️
雨で濡れた日
まずタオルで表面の水分を拭き取り、温風をガンガン当てて乾かす
🧤
グローブ
靴乾燥ハンガーに挿して自然乾燥
🛍️
濡れ物の持ち帰り
広口の防水バッグに入れて持ち帰り、そのまま洗濯機へ


それと、車内の空気ごと入れ替える「換気」もしています。スキー場から温泉へ向かう道中、特に走りはじめに、運転席と助手席の窓を全開にして外気を取り込み、車内の空気を循環させます。滑った直後は体が火照っていて寒くありませんし、私はもともと暑がりなので、この方法が重宝しています。吹雪いていない日は、これで一気に蒸れを飛ばします。
吹雪いている日は、窓をほんの少しだけ開けます。ドアの雨よけ(ドアバイザー)が雪の侵入を防いでくれるので、少しでも外気を入れられます。
ちなみに後部座席の窓も全開にしたいところですが、私のバンタイプは後部座席が手動のクルクル式で、運転席から開け閉めできません。ここはこの車に乗ったときから諦めています(笑)。
💡 知っておきたい|滑走後の「蒸れ」を早く乾かすコツ
Q. 雪で濡れていないのに、なぜ蒸れるの?
A. 滑っている間の汗が原因です。スノボウェアの多くは汗の水蒸気を外へ逃す「防水透湿」素材ですが、外が寒いと、内側の暖かく湿った空気が冷やされて水滴になり(結露)、裏地がしっとり湿ります。寒い日ほど結露しやすいのがポイント。さらに表面の撥水が落ちて生地が濡れると透湿がうまく働かず、余計にこもります。
Q. 蒸れを早く乾かすには?
A. コツは「風を通す」こと。裏返して湿っている内側に風を当て、送風・温風で乾かします。ただし高温はNG(生地や接着部を傷めます)。ヒーター直当てや高温の乾燥機は避けましょう。ひどく濡れた時は、まずタオルで挟んで水分を移すと時短になります。
Q. スノボウェアは何着くらいまでに抑えると乾きやすい?
A. 「何着まで」という決まった数はなく、大事なのは枚数より“間隔”です。ぎゅうぎゅうに詰めて干すと生地同士が重なって風が通らず、乾くものも乾きません(裾が床につくのと同じ理屈)。目安は、それぞれの間に手のひら1枚ぶんくらいの隙間をあけ、重ねないこと。普通車の車内なら無理に何着も掛けず、乾かしたい物を厳選して“少なめ+間隔”にした方が、結果的に早く乾きます。濡れ物が多い日は、送風・温風を足すか、乾いた物から順に入れ替えるのがコツです。
Q. 裾が床についた状態と、宙に浮いた状態で乾き方は変わる?
A. 大きく変わります。乾燥は「布がどれだけ風(空気)に触れているか」で決まります。宙に浮いて全体が広がっていれば表裏の両面に風が通って均一に早く乾きますが、裾が床についたり生地が重なったりすると、その部分は風が通らず乾きにくく、冷たい床の湿気を拾って「生乾き」になりやすいです。車内でも“裾を床につけず、広げて風を通す”のが早く乾かすコツ。私のバーが合わなかったのも、まさに裾が床について風が通らなかったからでした。
Q. どのくらいで乾く?
A. 素材・気温・湿度・風の当て方で大きく変わるので「◯分」とは言い切れません。目安として、汗の蒸れ程度なら送風・温風を当てれば比較的すぐ(移動中の車内で乾くことも)。しっかり濡れた場合は陰干しで数時間〜が目安です。
Q. ついでに知っておくと得なこと
A. 乾いたあとに低温〜中温で20分ほど乾燥機にかける(または低温+あて布でアイロン)と、熱で撥水が回復することがあります(必ず洗濯表示に従ってください)。撥水が戻ると透湿も働きやすくなり、蒸れにくくなります。
📝 まとめ
インテリアバー自体は良い道具です。ただ「便利そう」で買う前に、自分が実際に使う姿勢で頭上の高さを測るひと手間で、私のような“買ったのに使えない”を避けられます。工夫して活かすか、別の方法にするかは、あなたの運用次第です。

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