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スノボの後、濡れたインナーブーツをどう乾かすかは地味に悩みの種です。正直に言うと、専用のブーツドライヤーを買ってみたのですが、1回使って速攻捨てました。「車の中で運転しながら使える」というのに惹かれて買ったのに、全然乾く気配がなくて拍子抜けしたんです。
それでも今は、ブーツの生乾き臭に悩まされることはほとんどありません。使っているのは、スノボ仲間に教わったちょっと意外な方法でした。先に結論から。
🥾 結論:基本セット+状況に応じて追加
①インナーブーツをアウターブーツから外す
②扇風機をブーツに入れる
③その上からDEELUXEの乾燥剤を差し込む
④車の温風も当てる
☔ びしょびしょの時:基本セットの前に新聞紙で吸水(DEELUXEを汚さないため)
☀️ 日帰りで帰宅した時:仕上げに布団乾燥機カラリエ
🌙 連泊で翌日も臭う時:その場しのぎでリセッシュ
👃 そもそも、なぜブーツは生乾き臭くなるのか
先に白状すると、この「モラクセラ菌」の話はうちのブログで何度も擦っています。それだけ生乾き対策の核心にある話なので、ここでもおさらいさせてください。
💡 生乾き臭の主な原因は「モラクセラ菌」という雑菌です。花王の研究で2011年に特定された菌で、汗や雪解け水で湿った状態が5時間以上続くと一気に増殖し、においを発生させると言われています。逆に言えば、5時間以内にある程度乾かせれば、臭いはかなり防げるということです。
スノボのブーツは滑走中ずっと湿気がこもった状態なので、この「5時間ルール」との勝負になります。ここから先は、私が実際にやっている乾かし方です。
😅 専用ドライヤーを買ったら、実は「送風」でした

最初に買ったのは、Seirus(セイラス)の「HotRatz」というブーツドライヤーでした。車のシガーソケットから電源が取れて、運転しながら乾かせるという触れ込みに惹かれて買ったのですが、実際に使ってみて分かった正体はこうでした。
あとで公式サイトを見て納得しました。「室温程度の空気を送り込んでゆっくりと乾燥させます」「※温風は出ません」と、はっきり明記されていたんです。スキーブーツなどの熱成型インソールは60℃以上になると変形する恐れがあるため、あえて低温の送風でじっくり乾かす設計になっているとのこと。速乾を期待していた私の使い方が、そもそも合っていませんでした。
😨 実はもっと根深い問題がありました:インナーブーツが外れない


🙈 「外れない」と思い込んでいた2年間
👢 今使っているブーツは、K2の「Boundary(バウンダリー)」です。2年前に楽天で購入しました。長めのスニーカーっぽい見た目が気に入って買ったのですが、届いて試し履きをした時、インナーブーツがアウターブーツからどうしても外れませんでした。
最初は冗談かと思いましたが、何度やっても外れず、「K2のブーツはインナーをアウターに縫い合わせているんだ」とまで思い込んでいました。そんな先入観のまま過ごしていたので、調べることもしませんでした。だからインナーブーツを乾かす時も、アウターブーツごと車の温風に向けて頑張って乾かしていたんです。
そんなある日、後輩と一緒にスノーボードをしていて、「このブーツのインナーって外れないよね」という話になりました。すると後輩が「外れますよ」と言って、一度脱がせて実際に外してくれたんです。その瞬間のことは今でも鮮明に覚えています。正直「はっ???」の一言でした。
外す時にはかなり力が必要なのと、少しコツがいることも教えてもらいました。今ではインナーブーツを外して、これまで乾かせなかったインナーの外側とアウターブーツの中の両方を乾かせるようになっています。
メーカーさんに一言
どうかインナーブーツの脱着のしやすさをブーツ作りの優先順位で上げて下さい!
切実にお願いします!!🙏
🌤️ スノボブーツの乾かし方:基本編
専用ドライヤーの代わりに使い始めたのが、スノボ仲間に教わった首から下げるUSBタイプの扇風機です。羽が2つ付いているタイプで、ちょうど靴2足に1つずつ入るサイズ感。インナーブーツの中に風を送り込んで空気を循環させます。USB充電なので車のUSBポートやモバイルバッテリーでも使えるのが心強いところです。


この扇風機を差した上から、DEELUXEの乾燥剤も一緒に差し込みます。扇風機で空気を動かし、DEELUXEで湿気を吸わせる。この2つはいつもセットです。移動中は車のエアコンの温風も当てておきます。

DEELUXE THERMO DRYの中身はB型シリカゲルです。調べたところ、シリカゲルB型は空気中の水蒸気(湿度)を吸って、湿度が下がると放出する仕組みで、最大で自重の約70%の水分を吸湿できるそうです。ただし主戦場はあくまで「気体の湿気」で、新聞紙のように水そのものをぐんぐん吸い込むタイプではありません。だからこそ、ブーツがびしょびしょの時は先に新聞紙で水分を吸い取ってから扇風機とDEELUXEを差し込むようにしています。乾燥剤を濡らして汚したくない、という単純な理由です。ちなみにメーカーの公式情報には「インナーに入れておくだけ」としか書かれておらず、この使い分けは自己流の工夫です。

日帰りなら、帰宅後の仕上げに布団乾燥機「カラリエ」の出番です。もともとは布団のダニ対策用に買ったものでしたが、あとで取扱説明書を見て知りました。実は「くつ乾燥アタッチメント」が最初から2個付属していて、靴を乾かすのはメーカーが最初から想定していた使い方だったんです(アタッチメントは紛失してしまったので、今はホースを直接ブーツに差し込んで使っています)。帰宅までの数時間で乾ききらなかった分を、大急ぎで一気に乾かしています。滑走中からすでに湿った状態が続いているので、「5時間ルール」の残り時間はあと1〜2時間ということも多く、帰宅したらすぐブーツに突っ込むのが習慣になりました。



🏕️ 車中泊(連泊)の乾かし方
車中泊で連泊するときも、普段の濡れ方なら基本セット(扇風機+DEELUXE+車の温風)で対応できます。問題はブーツがびしょびしょになった日です。この場合、日帰りのような帰宅後のカラリエが使えません(自宅の電源前提の家電なので)。
びしょびしょの日は、まず新聞紙で水分を吸い取ってから基本セットを装着し、睡眠時間を削ってでもひたすら乾かします。それでも眠気には勝てず、力尽きて寝落ちしてしまうこともあります。
そういう朝は、翌日の惨事を覚悟しつつ、スキー場に向かう前にもう一度新聞紙で水分を吸い取ります。道中は基本セット(扇風機+DEELUXE+車の温風)でできる限り乾かし、現地に着いてもまだ臭う時は、本当はよくないと分かりつつリセッシュを吹きかけてその場をしのぎます。

・吸水力が高い(表面がコートされておらず、セルロース繊維の隙間に水分を吸い込む構造。インクが水を含むと界面活性剤のように働き、濡れても破れにくい)
・持ち運びが軽くて楽
・新聞を取っている家ならタダで手に入る
・インクのカーボン成分に消臭効果もある
・一度に大量の水を吸うわけではないので、放置すると吸った水分がブーツ側に逆戻りしてしまう(こまめな交換が必要)
・濡れたまま保管するとカビの原因になる
・水を吸うと使い捨てなので、突然ゴミとして荷物になる
🔥 余談:運転席側を塞げば温風は増える?→☠️ 絶対にやめてください
車の温風は、運転席と助手席の間にあるコンソール下の吹き出し口から出ています。乾かしている最中、「運転席側の吹き出し口を塞げば、助手席側によりたくさん温風が集まるのでは?」とふと思いつき、調べてみました。
③が一番大事です。ブーツを乾かすために車を燃やしたら元も子もありません。絶対にやめてください。調べていて興味は湧きましたが、命を落とすかもしれないと思ったら、やる理由がなくなりました。
🧽 これも調べたら出てきました:セームタオル
即効性にこだわっているのには理由があります。乾きが遅いとその分ずっと車の温風を当て続けることになり、エンジンをかけっぱなしにする時間も伸びます。環境の話以前に、周りで車中泊をしている人への迷惑が気になります。それに、ブーツが乾くまで寝られないのも地味にストレスで、自分のタイミングで寝たいのに乾き待ちに主導権を握られてしまう感覚がありました。悪臭防止はもちろん、翌日を快適に滑るためにも、新聞紙のように直接吸って早く乾く方法を探していました。
新聞紙は水分を吸ったら使い捨てですが、「新聞紙のように直接触れて吸水して、絞ってまた使える物はないか」と調べてみたら、「セームタオル」というものが出てきました。絞れば吸水力が復活して、何度も繰り返し使える速乾タオルです。正体はたぶん、洗車の拭き上げに使うあのタオルと同じ系統だと思います。



だったら、今使っている洗車用タオルをブーツ用にお下がりすればいいのでは、と思いつきました。ただし一度ブーツに使うと匂いが移りそうなので、洗車には戻せない片道切符になりそうです。そこで実際に洗車用の拭き上げタオル(セームタオル)を買って、インナーブーツをひたひたに濡らして吸水実験をしてみました。
🧪 実際にやってみた吸水実験





開封した時に触った感じは、ゴムとマシュマロを足して2で割ったような触感でした。「本当にこれで吸水できるの?」と正直心配になりましたが、思いのほか吸い取ってくれました。実際に絞ってみると、計量カップで70mLの水が出てきました。乾燥前後の重さまでは測っていないので「吸水率」とまでは言えませんが、タオル1枚でそれだけの水分を吸い出せたのは正直驚きました。
あとはこのまま保管しておいて、シーズンイン・シーズンアウトの時期のように雪がシャバシャバでインナーブーツが濡れるタイミングで実際に使ってみて、本番での効果を確認する予定です。
ちなみに、タオルドライは同じ1枚を使い続けるより、濡れたタオルを乾いたタオルに交換しながら拭いた方が早く乾くはずです。本番で実際に使う時は、この「交換式」も一緒に検証してみようと思っています。
💡 よくある質問
Q. DEELUXEの乾燥剤だけでびしょ濡れのブーツは乾きますか?
A. 乾きません。あくまで仕上げの「湿気取り」用です。びしょ濡れの水分は先に新聞紙で吸い取ってから使わないと、乾燥剤自体が濡れて汚れてしまいます。
Q. 扇風機を回しっぱなしでもバッテリーは大丈夫ですか?
A. USB充電式のバッテリー内蔵型なので、使うときはそのまま、充電が必要なときに車のUSBポートやモバイルバッテリーで充電しています。運転中に繋ぎっぱなしにしているわけではないので、車のバッテリー上がりの心配は今のところありません。
Q. 車内で温風を当てると匂いがこもりませんか?
A. 正直、多少は匂います。窓を少し開けて換気しながら乾かし、それでも気になる時は、私の場合は最終手段としてリセッシュで匂いだけ対策しています。根本的に対策するなら、消臭・除菌効果のある靴用パウダーも市販されているので、そちらの方が効果的かもしれません(私はまだ試していません)。
Q. この乾かし方はスノボブーツ以外の靴にも使えますか?
A. 拭き取り→送風→乾燥剤という基本の考え方は同じなので応用できると思います。ただしDEELUXEは熱成型インソール向けの設計なので、普通のスニーカーでも同じ効果が出るかは未確認です。
📝 まとめ
専用のブーツドライヤーは、期待していた「温風」ではなく「送風でゆっくり」というのが正体でした。今は日帰りなら首掛け扇風機→車の送風→帰宅後カラリエの3段構え、連泊なら扇風機+車の温風+新聞紙+DEELUXEの乾燥剤、と使い分けています。モラクセラ菌は5時間で増殖するので、とにかく早く乾かし始めることが一番の対策です。セームタオルでの吸水も即効性のある手段として、これから本番投入して試していく予定です。

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