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スノーボードに行くため、冬の山道を走っていた深夜のことでした。
突然、目の前に鹿が飛び出してきて避けきれず接触。愛車のプロボックスは、ヘッドライトもバンパーも大きく損傷してしまいました。
「鹿とぶつかったら修理代はいくらかかるのか」「保険は使えるのか」。いざ自分の身に起きると、知りたい情報がなかなか見つかりません。この記事では、実際に私が支払った費用と、その内訳をすべて包み隠さず公開します。
これから雪道や山道を走る方の参考になればと思います。
ただし本当に痛かったのは修理費より、長引いたレンタカー代のほうでした。
💡 この記事でわかること
鹿と衝突した実際の修理費用(総額50万円)の内訳と、修理費より高くついたレンタカー代の実態がわかります。
結論を先に言うと、修理費そのものより、レンタカー代のほうが高くつきました。

🦌 事故が起きた状況
日時:1月24日の深夜1時頃(豪雪の日)
場所:雪が積もった山道
速度:時速30〜40kmほど(路面が悪く、慎重に走っていました)
スノーボードへ向かう道中でした。雪で見通しの悪い夜道、しかもこちらは安全のため徐行に近いスピード。
それでも、暗闇から飛び出してきた鹿を避けることはできませんでした。
ぶつかった瞬間の衝撃は思った以上で、車を停めて確認すると、フロント(前部)の右側が大きく壊れていました。
ここで伝えたいのは、時速30〜40kmという決して速くないスピードでも、これだけの被害になるということです。鹿は体が大きく、ぶつかると車へのダメージは想像以上です。
鹿との事故なんて「運が悪い人の話」に聞こえるかもしれません。でも私は豪雪の夜に徐行に近い速度で、つまり教科書どおり慎重に走っていてこうなりました。
避けられる・避けられないは、運転の上手さとは別の話だと思い知らされました。
💥 損傷した箇所
実際に修理が必要だったのは、次の3か所でした。
① ヘッドライト(前照灯):右側が割れて脱落寸前
② フロントバンパー(車体前面の衝撃を受ける部品):大きく破損
③ 右フェンダー周りのカバー(前タイヤの上を覆う部分。サイドのウインカーが付いているところ):割れ・塗装の欠け


バンパーを外してみると、内部のパーツまで衝撃が及んでいて、見た目以上に被害が広がっていました。
⚫ ヘッドライトに貼った黒いテープの理由
写真を見て「黒いテープは部品の落下防止?」と思われたかもしれませんが、理由は別にあります。漏電(電気がショートすること)を防ぐためです。スマホを水没させるとショートするのと同じで、電気系統に水が入ると壊れたり火花が出たりする危険があります。
雪が積もる地域では、道路の凍結を防ぐために、道路脇から路面に向けて水をまいている区間があります(融雪のための散水)。この水が、割れたヘッドライトのすき間から内部の電気系統に入り込むと、漏電してしまう恐れがありました。
そこで、修理に出すまでの間、割れたカバーから水が侵入しないように、防水としてテープで保護していたというわけです。
このとき使ったのは、ガムテープ(紙製の粘着テープ)ではなく布テープでした。布テープは丈夫で重ね貼りがしやすく、何枚も重ねてすき間をきれいに埋めることができたので、雨や散水の水もしっかり防げました。
応急処置とはいえ、ここをしっかりやっておかないと電気トラブルにつながりかねない、大事なポイントでした。

▼ 今回のような応急処置には、ホームセンターでも手に入る黒い布テープ(布製の粘着テープ)が1本あると安心です。丈夫で重ね貼りしやすく、すき間をしっかり塞げます。

ただし、黒いテープにはひとつ正直な注意点があります。私が黒テープで応急補修をして自宅まで運転したとき、白い車体に黒い補修跡がかなり目立ち、対向車からジロジロ見られて、正直まっすぐ前しか見られませんでした…。
あとから調べたところ、同じように強力で防水の透明タイプの補修テープもありました。見た目が気になる方には、目立たない透明タイプのほうがおすすめです。
▼ 透明タイプならこちら。強力テープで有名なゴリラテープの透明版(KURE ゴリラテープ クリスタルクリア)です。

💸 修理費用の総額【全額自腹】
気になる費用を、項目ごとに正直に公開します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 車の修理・部品交換 | 166,000円 |
| 塗装代 | 96,630円 |
| レンタカー代 | 242,440円 |
| 合計 | 505,070円 |
約50万円。すべて自分で支払いました。
特に大きかったのがレンタカー代の24万円です。事故が修理の繁忙期と重なり、部品の手配や作業に日数がかかったため、その間の代車(レンタカー)費用がふくらんでしまいました。
修理そのものより代車代のほうが高い。これは正直、予想していませんでした。
🛡️ 車両保険は「使わなかった」のではなく入っていませんでした
「鹿との衝突なら保険が使えるのでは?」と思う方もいるかもしれません。
確かに、車両保険(自分の車の修理代をカバーする保険)に入っていれば、動物との衝突も補償の対象になるケースがあります。しかし私は、そもそも車両保険に加入していませんでした。そのため、今回の費用はすべて自己負担となりました。
車両保険を付けていない方、実は結構多いと思います。保険料は正直高いですし、「何も起きなければ払い損」という気持ちもよく分かります。
だからこれは「入っていない人が悪い」という話ではなく、入っていないなら全額自腹という現実だけは知っておいてほしい、という話です。
それに、仮に入っていたとしても、車両保険を使うと翌年から等級が下がり、保険料が上がってしまうため、正直なところ使うことには抵抗があったと思います。等級が下がる(=保険料が高くなる)のは、できれば避けたいですよね。
車両保険に入っているかどうかは、いざというとき大きな差になります。雪道・山道をよく走る方は、一度ご自身の保険内容を確認しておくと安心です。
🏭 修理を依頼したお店
修理は、車検・整備でおなじみのコバックにお願いしました。
ヘッドライトなどの部品はコバックの提携先で手配してもらい、状態を元どおりまで直してもらえました。事故でへこんでいた気持ちも、きれいに直った車を見て少し救われた気がします。

❓ 鹿との衝突・修理費用のよくある質問(Q&A)
Q. もし車両保険に入っていたら、鹿との衝突でも補償されたのですか?
A. 補償されます(ただし車両保険の種類によります)。調べたところ、動物との衝突は「単独事故」として扱われ、車両保険のうち「一般車両(オールリスク)」タイプに加入していれば補償の対象になるとのことです。ただし「車対車」「車対車+限定危険」という種類の車両保険では対象外になります。保険料の高さがネックなら、免責金額(自己負担額)を高めに設定して自己負担分を増やす代わりに保険料を抑える、という選び方もあります。契約中の方は、ご自身の保険がどのタイプで、免責金額はいくらかを確認しておくと安心です。
Q. 車両保険を使うと等級(保険料)はどれくらい上がるのですか?
A. 3等級下がります。調べたところ、車両保険を使った事故は一般的に「3等級ダウン事故」に分類され、翌年から3等級下がった保険料になるとのことです。スーパーのポイントカードに似ていて、一度使う(事故を起こす)と次回からの割引率が下がるイメージです。あまり知られていませんが、この影響は翌年1年だけでなく「事故有係数適用期間」として3年間続き、無事故で過ごすごとに1年ずつ短くなって元の等級に戻ります。実際の等級ダウン幅や適用期間は保険会社・契約内容によって異なるので、加入している保険会社に確認するのが確実です。
Q. 鹿と衝突しそうになったら、無理にハンドルを切って避けるべきですか?
A. 避けるべきではありません。私自身は今回、避けきれずに接触してしまいましたが、無理な急ハンドルはガードレールや対向車線への飛び出しなど、動物との衝突より重大な事故につながる危険があります。夜間や積雪路では速度を落として走ることと、「この道は動物が出るかもしれない」と意識しておくことが、事故を防ぐ・被害を減らす一番の対策だと今回の経験で感じました。
⚠️ まとめ|山道・雪道では鹿に本当に気をつけて
今回の出費をまとめると、以下のとおりです。
・鹿との接触で修理・塗装・レンタカー代あわせて約50万円
・速度は時速30〜40km。決して飛ばしていなくてもこの被害
・車両保険に未加入だったため全額自腹(使えば等級が下がり、保険料が上がるのも避けたかった)
・割れたヘッドライトは、融雪の散水による漏電を防ぐため布テープを重ね貼りして応急防水
冬の山道や、夜間の郊外の道は、鹿などの動物が突然飛び出してくることがあります。スピードを抑えるのはもちろん、「この道は出るかもしれない」と意識して走るだけでも、いざというときの反応が変わります。
この記事が、同じような道を走る方の心構えの一助になれば幸いです。

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