※本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト等)を含みます。
プロボックス(バン・4ナンバー)に乗っていて、毎年3月になると必ずやってくるのが車検です。正直な気持ちを言うと、「また来たか」。
買う前は「毎年車検って言っても、まあ何とかなるか」と思っていましたが、実際に毎年やってくると、それなりの出費と段取りが必要です。
この記事では、4年乗っている私が実際に支払った車検費用2年分と、毎年のことだからこそ編み出した負担を減らす受け方の工夫を紹介します。
実際の差はざっくり2.5万〜3万円。まるごと「人にやってもらう手間賃」です。
💡 この記事でわかること
- ✅実額公開:2025年は60,421円/2026年は62,531円
- ✅商用バン(4ナンバー)は2回目以降、毎年車検
- ✅私の工夫:夜勤の日×1日車検×タイヤ交換同時
- ✅ユーザー車検ならいくら安い?比較&初心者向け完全ガイド付き
🚏 読みたいところへ飛べます(あなたはどれ?)
※姉妹車のサクシード(4ナンバー貨物)も、毎年車検を含めて車検の仕組み・費用区分は本記事と同じです。
❓ そもそも、なぜ毎年車検なのか
プロボックスのバンは「小型貨物自動車(4ナンバー)」なので、車検の有効期間は新車時が2年、2回目以降は1年です。乗用車の「2年に1回」に慣れていると、ここが一番の驚きポイントだと思います。
仕事で酷使される前提の貨物車だから、安全のために毎年チェックしましょう、という制度です。
なお、同じ4ナンバーでも軽貨物(軽バン)は2年ごとなので、「4ナンバー=全部毎年」ではありません。
車検の有効期間(車種別)。あなたの車はどこ?
| 車種 | 初回 | 2回目以降 |
|---|---|---|
| 自家用乗用車(3・5ナンバー)←プロボックスワゴンはここ | 3年 | 2年ごと |
| 軽自動車(乗用) | 3年 | 2年ごと |
| 小型貨物(4ナンバー)←プロボックスのバンはここ | 2年 | 毎年 |
| 軽貨物(軽バンなど) | 2年 | 2年ごと |
💰 実際にかかった車検費用(2年分の実額)

クレジットカードの明細に残っている実額です。だいたい毎年6万円ちょっとと覚えておけば間違いありません。
月に直すと5,000円ちょっと。1日あたりなら約170円。自販機やコンビニで飲み物を1本買うくらいの感覚です。
このうち、法律で決まっている費用(法定費用)はざっくりこの内訳です(自家用小型貨物・車両総重量2t以下の場合)。
- 自賠責保険(12ヶ月):12,850円
- 自動車重量税(1年):6,600円
- 印紙代:2,000円前後(受け方で少し変わります)
つまり約2万円ちょっとは、どこで受けても必ずかかるお金。残りの約4万円が点検・整備・手数料の部分で、ここが店選びで変わる部分です。

ちなみに私のプロボックスは平成25年(2013年)式なので、今年の秋に登録から13年を超えます。13年を超えると重量税・自動車税の両方が上がる区分に入るため、来年から負担が少し増える見込みです(来年、実額をこの記事に追記します)。
| 経過年数 | 重量税 (車検ごと) | 自動車税 (毎年5月) | 合計 (年間) |
|---|---|---|---|
| 13年未満 今の私 | 6,600円 | 14,300円 | 20,900円 |
| 13年経過 来年から私はここ | 8,200円 +1,600円 | 15,700円 +1,400円 | 23,900円 +3,000円 |
| 18年経過 | 8,800円 +2,200円 | 15,700円 | 24,500円 +3,600円 |
※自家用貨物車・車両総重量2t以下・エコカー減税対象外の場合。重量税は車検のたび、自動車税は毎年5月に納める別々の税金です。数字の内訳や13年目以外の方の実額は、下のリンク先で詳しく解説しています
🌙 私の受け方:夜勤の日に「1日車検」

私は3勤3休の交代勤務で、車検は夜勤の日に、コバック(の加盟店)の1日車検で受けています。
- 朝9時の営業開始と同時に車を預ける
- 何もなければ、夜勤に出る前の夕方に受け取り
これで終わりです。ここで大事なのは「なぜ夜勤の日なのか」。
私の趣味はスノーボードで、冬の休みは基本、雪山に行きます。休みの日に車検を入れると、その日はもう滑れません。
朝でも夕方でも翌日でも、預け方をどう変えてもどこかでスノボの時間が削られます。実際の1日の流れを比べたのが下の図です。
「じゃあ代車で行けば?」と思うかもしれませんが、雪山に行くならスタッドレスタイヤを履いた代車を借りなければいけないという制約がありますし、貸してもらえる代車はだいたい軽自動車なので、車中泊もかなり厳しいです。
その点、夜勤の日は日中どうせ滑れない。「潰れてもいい日」に車検を済ませる毎年のことだからこそ、この時間の使い方に落ち着きました。
🕐 同じ「車検の日」でも、1日はこう変わる
✗休みの日に受けると
→ どう転んでも、滑れる時間が削られる
✓夜勤の日に受けると
夜勤に備えて睡眠
→ 失うスノボ時間はゼロ
代車を借りない理由も正直に書いておくと、慣れない車の運転が苦手だからです。もし事故を起こしたら厄介ですし、その日のうちに自分の車が返ってくる1日車検は、私にとってちょうどいい仕組みです。
正直、私自身「整備が終わった車をお店が陸運局まで持っていっているのか」すら知りませんでした。調べてみると、答えは「持っていっていない」でした。
コバックのような1日車検のお店は「指定工場」というタイプの工場です。国に認められた検査設備と検査員を店内に持っているため、検査そのものをお店の中だけで完結できます。合格したら「保安基準適合証」という書類だけを運輸支局へ提出すれば車検終了。車を運輸支局まで持っていく必要が、そもそもありません。たとえるなら、校内に試験会場がある学校(指定工場)と、外部の会場まで試験を受けに行く学校(ユーザー車検)くらいの違いです。
「朝預けて夕方には終わる」時間の早さの正体は、移動や順番待ちの時間がまるごと発生しない構造にあるようです。ユーザー車検は逆に、検査そのものを運輸支局(検査場)で受ける必要があるので、この移動・待ち時間が必ず発生します。ここが業者車検とユーザー車検の、金額以外の一番大きな違いかもしれません。
☀️ 日勤の方なら、こんな受け方もあります

読者の方が全員交代勤務ではないと思うので、朝から夕方まで働く方向けの方法も挙げておきます(ここは提案です)。
📅土曜の朝イチに預けて夕方受け取り
休日は使いますが半日で完結します(土日営業の店舗かは要確認)
🏢職場の近くの店を選ぶ
出勤前に預けて退勤後に受け取り。半休や時間休が取れる方は、その時間に預けるのもアリです
🚚引き取り・納車サービスのある店を選ぶ
自宅や職場まで対応してくれる店なら時間の損失がほぼゼロ
🚗代車を通勤に使う
私は使わない派ですが、日勤の方には有効な選択肢です
要は「自分の生活リズムの中の“潰れてもいい時間”に車検をはめ込む」のがコツだと思います。
🏭 なぜコバックなのか

きっかけは単純で、宣伝で知っていたからです。ただ、続けている理由はあります。
昔は町の板金工場に車検を出していました。数日は車を預けた記憶がありますし(一般的にもディーラーで2〜3日、整備工場で1泊2日程度が目安のようです)、何より言い値なので適正相場が分からないのが不安でした。
フランチャイズのコバックは料金体系が一律なので、その点は比較的安心です。
🔧昔:町の板金工場
数日は車を預けた記憶/言い値で適正相場が分からず不安
🚗今:コバックの1日車検
その日のうちに自分の車が返ってくる/FCなので料金体系が一律で安心
「言い値で高いのか安いのか分からない」という不安がある方は、最初から複数の車検店の料金を比較できるサービスを使うのも一つの手です。
🎯 1日車検は「通す」ことに徹する|私の二段構え
正直に書くと、1日車検は必要最低限の検査だと理解して使っています。だから、車検のときに「ここの部品がそろそろ…」と勧められた交換や整備は、その場では基本やりません。
代わりに、4月の後半(スノーボードのシーズンが終わって時間ができた頃)に改めて時間を作り、まとめて交換・点検をお願いしています。車検の日は最低限で通すだけ。
しっかりした整備は落ち着いてから。この二段構えが、費用も時間も納得感があって気に入っています。
📅 期限ギリギリの3月中旬に受ける理由
私の車検期限は3月27日。毎年、期限ギリギリの3月中旬に受けています。
理由は雪です。

3月の頭はまだ普通に雪が降ります。スノーボードで雪山に通う身としては、まだスタッドレスタイヤを脱げません。
そこで期限ギリギリまで粘って、車検と同時にスタッドレス→ノーマルタイヤの履き替えもやってもらいます。
これで通常なら別にかかる交換代(約2,000円)が浮きますし、タイヤを積んで持ち込む手間も一度で済みます。毎年車検だからこそ、車検=タイヤ交換の合図という生活サイクルになっています。
🗓 私の「車検まわり」年間サイクル
雪山シーズン
タイヤへ履き替え
まとめて整備
→ 履き替え代 約2,000円と持ち込む手間がゼロ。整備は落ち着いてから
⏰ 毎年車検、忘れない?

「毎年だと、うっかり切らしそう」と思うかもしれませんが、期限の数ヶ月前からはがきが届き、電話でも日程調整の連絡が来るので、忘れる心配はほぼありません(コバックの加盟店では満了日の6・3・1ヶ月前に案内を送っている店舗もあるようです)。
私が自分で確認しているのは、オイル交換とエレメント(オイルフィルター)交換の時期が車検と重なるかくらい。重なるならまとめてお願いした方が手間が省けます。
🧮 ユーザー車検ならいくら?私の実額と比較シミュレーション

「車検費用、もっと安くならないの?」という方のために、ユーザー車検(お店に頼まず、自分で運輸支局に車を持ち込んで検査を受ける方法)との比較も出しておきます。
お店に払っている「点検・代行」の部分を自分でやるので、理屈のうえでは法定費用+検査手数料だけで済みます。
| 項目 | コバック1日車検 私 | ユーザー車検 |
|---|---|---|
| 自賠責保険(12ヶ月) | 12,850円 | 12,850円 |
| 自動車重量税(1年) | 6,600円 | 6,600円 |
| 印紙代(検査手数料) | 約1,600円 | 2,500円(持込検査) |
| 車検基本料(点検・検査・代行) | 約22,000円 | 0円(自分でやる) |
| テスター屋(車検の模擬試験) | 不要(検査に含む) | 2,000〜3,000円が目安(光軸のみの場合) |
| 整備・部品代など | 年により1〜2万円前後(部品代+交換の工賃) | 5,000円〜1万円ほど(部品代のみ・作業は自分なので工賃0円) |
| 合計 | 60,421円〜62,531円(実額) | 約3万円〜3.5万円(目安) |
※私の内訳=2022年のコバック概算見積書(基本料22,000円・印紙1,600円)とカード明細の実額
※検査手数料=2026年4月改定後の金額(小型自動車・持込検査2,500円)
※ユーザー車検の合計=法定費用+検査手数料+テスター屋+消耗品(オイルなど)の目安。交換部品が多い年はもう少し掛かります
結論はシンプルで、自分でやると浮くのは「車検基本料の約22,000円」と「部品交換の工賃」のふたつ。部品そのものの代金は、どちらの受け方でも掛かります。
今回の実額でも、差はやはり2.5万〜3万円
=店に「代わりにやってもらう分」の対価です
そのうえで、ユーザー車検には正直な注意点もあります。
⏰平日の昼間しか受けられない
運輸支局の受付時間内のみ。土日祝は受けられません
✅ 対策:予約は15日前からネットで取れるので、半日休や平日休みに合わせて計画しやすいです
📋法定点検は別途必要
車検に通っても点検の義務は残ります。自分で記録簿を書くか、点検だけお店に頼む(その分の費用は掛かります)
✅ 対策:受付で「後整備にします」と言えば車検を先に受けられます。点検だけお店に頼む道も(すぐ下の「3つの受け方」で比較しています)
💡不合格なら直して受け直し
ヘッドライトの光軸(照らす向き)のズレなど、目では分からない項目でよく落ちます
✅ 対策:先にテスター屋で模擬試験→その場で調整してから本番へ。ほぼ合格を持って入場できます
🔦味方は「テスター屋」=車検の模擬試験
検査場のすぐ近くで、本番と同じ機械で事前チェック。ダメな箇所はその場で直してくれます(光軸のみなら1回2,000〜3,000円ほど)
✅ 使い方:検査場に着いたら、まずここに寄る。それだけでOKです
⚠️整備不良のリスクは自分持ち
検査は「その時点で基準を満たすか」を見るだけ。車の健康診断ではありません
✅ 対策:不安な年は「検査は自分・点検はプロ」の組み合わせもできます(すぐ下で説明する「前検査」の受け方です)
🗺検査場が遠い人には不向き
運輸支局(昔でいう陸運局)まで平日に往復。時間もガソリン代も掛かります
✅ 対策:継続検査は全国どこの検査場でも受けられるので、職場の近くなど行きやすい場所を選べます
⚖️ 「車検は自分で・点検は後日お店で」はアリ?【3つの受け方で比較】

「検査は頑張って自分で通して、点検は後日プロに任せたい」。そう考える方も多いと思います。実はこれ、制度として認められていて「前検査(後整備)」と呼ばれます。
点検整備を後回しにして検査だけ先に受けることができ、車検証に「点検整備記録簿 記載なし」と載る形になります(後日、国から点検整備の実施を確認するはがきが届くことがあります)。
では、その組み合わせだと車検費用はいくらになるのか。受け方を3パターンに分けて比べると、答えがはっきり見えます。
| 受け方 | 年間の目安 | ①との差 |
|---|---|---|
| ①全部お店に任せる 今の私・コバック1日車検 | 約6万円(実額) | — |
| ②検査は自分・点検整備は後日お店 | 約4万〜5万円 | 約1〜2万円 |
| ③点検も整備も全部自分 | 約3万〜3.5万円 | 約2.5〜3万円 |
※②=法定費用・検査手数料・テスター屋(約2.5万円)+お店の法定点検料(整備工場で6,000円〜1万円、ディーラーで1〜2万円が相場)+交換部品があればその代金と工賃。③=法定費用等+消耗品の部品代のみ
正直に書くと、②は「安くなる」というより「先送り」に近いです。後日お店に点検を頼んだ時点で点検料が掛かり、交換部品が見つかれば工賃も同じように掛かるので、浮くのは主に「検査を代行してもらう分」の1〜2万円。
手間を考えると、微妙なところです。
車検費用が本気で安くなるのは③の「点検も整備も自分でやる」人だけ。その代わり差は年2.5万〜3万円と大きく、商用バンは毎年車検なのでこれが毎年積み上がります。
仮に10年続ければ25万〜30万円スタッドレスタイヤを何セットも買えてしまう差です。
私はというと、平日の昼は夜勤前の睡眠にあてたいのと、プロの目が入る安心を取って、差額の2.5万〜3万円で「時間と安心と、任せられる楽さ」を買っているコバック派です。ただ、車に詳しくて平日に動ける方なら、ユーザー車検は毎年車検の負担をぐっと軽くできる選択肢だと思います。
📘 初めてのユーザー車検・かんたん完全ガイド【知識ゼロからの手順】
ここまで読んで「自分で受けてみたい」と思った方のために、手順を最初から最後までまとめます。先に正直に書いておくと、私自身は夜勤×コバック派で、ユーザー車検の経験はありません。
その代わり、初めての人がつまずくポイントを徹底的に調べて、「これなら迷わない」という形に落とし込みました。
やることを一行にすると、「ネットで予約して、書類を出して、指示どおりに運転する」。これだけです。
まず全体像から。
🔧 整備の知識がなくても、自分でできるの?

正直なところ、いちばんのハードルは手順ではなく、「検査場って業者さんばかりで、素人が行っていい場所なの?」という空気の不安だと思います。安心してください。制度として、持ち主本人が受けることは最初から認められています。
結論から言うと、「検査」だけなら、普段の運転ができる人なら可能です。検査コースで運転者がやるのは、電光掲示板と検査官の指示に従って車を操作すること、まっすぐ進む、ブレーキを踏む、ライトを点ける、ウインカーを出す、といった内容で、整備士のような技術を使う場面はありません。
初めての場合は、受付で「初めてです」と伝えれば検査員が付き添って教えてくれるのが一般的です。しかも1回の申請で検査コースには3回まで入れるので、どこかで不合格になっても、その日のうちに直して(テスター屋で調整して)再挑戦できます。
🔦 テスター屋と検査場の付き合い方
「初回は緊張したけど、2回目からは1人でできた」という声が多いのはこのためで、検査そのものは“慣れ”の世界です。予約も国の検査法人のサイトからネットで取れます(予約ボタンと登録のやり方は、このあとの「かんたん完全ガイド」に手順と一緒に置いています)。
本当のハードルは、検査ではなく「点検整備」のほうです。車検に受かっても法定点検の義務はなくならないので、ブレーキまわりなどの点検を自分でできない人は、結局その部分だけお店に頼むことになり、浮く金額は小さくなります。
まとめると、検査は慣れれば誰でもできる。分かれ目は「点検整備を自分でやれるか」。日頃から自分で車をいじる人には、ユーザー車検は車検費用を大きく減らせる、現実的な選択肢です。
🗓 ユーザー車検の全体スケジュール
(15日前から・無料)
5分セルフチェック
検査コース→交付
準備は実質2つだけ。当日も半日で終わります
📋 準備編|予約から前日まで
STEP 1ネットで予約する(無料)
国の「自動車検査インターネット予約システム」でアカウントを作り、「継続検査」で受ける検査場(運輸支局)と日時を選ぶだけ。予約は受検日の15日前から取れます。
月末と3月・9月は混むので避けるのが無難です。混む理由は、月末はディーラーの月内ノルマ達成、3月・9月は年度末・中間決算にともなう検査場の手続き集中です。月末は、ディーラーが毎月メーカーから課される販売ノルマを月内に達成するため、新車登録を集中させます。3月・9月は、年度末と中間決算にあたり、検査場にクルマの手続きが集中する時期です。検査場は車検のほかに、新車の登録や名義変更なども扱う場所で、決算期や月末はそれらが一気に押し寄せます。おすすめは午前の枠です。万一落ちても、その日の午後に再挑戦しやすくなります。
アカウント登録のやり方(実際の画面で確認しました)
📝 アカウント登録の流れ(無料・3分)
ボタンを押す
氏名・電話を入力
届く
開いて登録完了
予約サイトを開いたら、トップページの「アカウント登録」ボタンを押します。入力するのは次の4つだけです。
- メールアドレス:これがそのままログイン用のID になります。Gmailなどのフリーメールでも登録OKと公式が明言しています
- パスワード:8〜20文字で、大文字・小文字・数字・記号のうち3種類以上を混ぜます(例:Syaken2026@ のような形。記号は半角で入力します)
- 受検者名:当日、車を運転して検査を受けに行く人の氏名です。車の名義人でなくてもOK(家族の車を持ち込む場合も、行く人の名前で大丈夫です)
- 電話番号:携帯電話番号でも問題ありません
あとは利用規約に「同意する」→ 内容確認 → 送信すると仮登録メールが届くので、メールの中のリンクを開けば登録完了。ここまで3分です。
- メールが10分待っても来ない:迷惑メールフォルダを確認。それでも無ければ「reserve.naltec.go.jp」からのメールを受信許可に
- リンクの有効期限が切れた:同じメールアドレスでもう一度やり直せばOK
登録が済んだらログインして「予約」へ。手元に車検証を用意してください(車台番号を入力する場面があります)。予約が取れると予約番号がメールで届きます。
知っておくと安心な公式情報も置いておきます。
- 予約は24時間365日いつでも操作OK。キャンセル料はゼロ(行けなくなったら取消だけ忘れずに)
- 継続検査は全国どこの検査場でも受けられる近くが混んでいれば隣の検査場でもOK
- 操作に困ったら公式ヘルプデスク(0570-030-330・平日9時〜18時)に電話できる
ここまで来れば、もう「分からないから無理」という理由は残っていないはずです。
STEP 2持ち物をそろえる(前日までに封筒へ)
- 車検証
- 自賠責保険証明書(今の期間のもの)
- 現金2.5万円ほど(法定費用約2.2万円+テスター屋代。少し多めに)
これだけです。納税証明書は、滞納がなく納付から3週間ほど経っていれば提示を省略できます(不安なら持っていけば確実)。点検整備記録簿は、受付で「後整備にします」と言えば不要です。
お金は「現金」を前提に、少し多めに用意してください。検査場では、検査手数料と重量税は窓口横で印紙・証紙を現金で買って納めるのが基本です。持ち合わせが足りないと、予約して行っても受検できず、半日がまるごと無駄になります。2023年1月からは国の「お支払情報登録サービス」でクレジットカード払いも選べるようになりましたが、事前のWeb登録が必要で、PayPayやSuicaなどのスマホ決済・電子マネーは使えません(重量税分は決済手数料も自己負担)。初めてなら現金がいちばん確実です。
STEP 3前日までの「5分セルフチェック」
検査でよく引っかかる場所を、知識ゼロでも確認できるものだけ挙げます。
- ライトが全部点くか:ヘッドライト・ウインカー・ブレーキランプ・ハザード・ナンバー灯(家族に後ろを見てもらうと早いです)
- ホーン(クラクション)が鳴るか/ワイパーが動くか/ウォッシャー液が出るか
- タイヤの溝:側面の△マークの先の溝がへこんでいればOK・平らに途切れて見えたらNG(スリップサイン露出=残り溝1.6mm未満でアウト)
- 発炎筒の有効期限:助手席の足元あたりにある赤い筒。期限切れならカー用品店で数百円で買えます
- ホイールキャップ(ナットごと覆う樹脂カバー)付きなら外しておく:検査でナットを確認するため、外しておくとスムーズです


🔘 ホイールキャップ付き

写真:Tokumeigakarinoaoshima/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)
🔩 キャップなし(うちの)

🚗 当日編|テスター屋→受付→検査コース
🕘 当日のタイムスケジュール(午前の枠の一例)
模擬試験&調整
印紙・自賠責更新
(10〜15分)
受け取って終了
※時刻は目安の一例です。混み具合で前後しますが、全体で2〜3時間ほど見ておけば十分
STEP 4まずテスター屋へ(車検の模擬試験)
光軸(ライトの向き)だけなら2,000〜3,000円、全項目のチェックなら4,000〜5,000円ほどが目安。ズレはその場で直してもらえるので、ここを通ってから本番に行けばほぼ「合格を持って入場」する状態になります。
STEP 5窓口で書類3枚をもらって記入
もらうのは「継続検査申請書」「自動車重量税納付書」「自動車検査票」の3枚。記入台に見本があり、書くのはナンバー・車台番号・氏名住所・走行距離くらいです。窓口で「初めてです」と言えば教えてもらえます。
その3枚の実物はこんな見た目です(運輸局公式の記入例)。事前に眺めておくと、当日窓口で迷いません。🔍 画像はタップ(クリック)すると拡大して、細かい字まで確認できます。

出典:北海道運輸局ホームページ(札幌運輸支局「必要書類の記載例」)
🔍 タップで拡大できます

出典:北海道運輸局ホームページ(札幌運輸支局「必要書類の記載例」)
🔍 タップで拡大できます

出典:北海道運輸局ホームページ(札幌運輸支局「必要書類の記載例」)
🔍 タップで拡大できます
印紙の購入も、自賠責の更新(次の12ヶ月分)も、構内の窓口で当日そのままできます。
STEP 6検査コースへ(10〜15分)
並ぶ前に検査員に「初めてです」と伝えると、付き添って教えてくれるのが一般的です。コースの中でやるのは、指示どおりの運転操作だけ。
- まっすぐゆっくり進む(横滑りのチェック。線に沿って進むだけ)
- 指示に合わせてライト・ウインカー・ホーンを操作
- ブレーキを踏む(検査機のローラーの上で、効き具合を測定)
- スピードメーターの検査:車はローラーの上に乗ったままで、前には進みません。アクセルを踏んで、自分のメーターの表示が40km/hになったらパッシングで合図します
- ライトの向きを機械が測定(乗って待つだけ)
- 排ガスの検査:検査機から伸びているホース(測定用の管)を、自分の手で車のマフラーの穴に差し込みます。機械が排気ガスの成分を自動で測ってくれるので、電光掲示板に「○」が出たら管を抜いて元に戻すだけです
- 下回り検査中は指示どおりにブレーキ(車の下から検査員がチェックします)
電光掲示板と音声が次にやることを教えてくれるので、運転免許がある人なら操作自体に特別な技術は要りません。
STEP 7総合判定→新しい車検証を受け取って終了
コース出口の総合判定ボックスに書類を出して合格印をもらい、窓口に提出すると新しい車検証とフロントガラス用のステッカーがもらえます。
もし落ちても、1回の申請でコースには3回まで入れます。落ちた箇所がその場で直せるもの(光軸など)なら、テスター屋で直してその日のうちに再挑戦するのが定番の流れです。
⚠️ 落ちやすい定番ポイント5つ(対処法つき)
「どの項目で何%落ちたか」という公式統計は公表されていません。ただ、テスター屋さんや整備士さんの間で定番として挙がるのがこの5つです。
- ① ヘッドライトの光軸・光量
定番中の定番。国土交通省とNALTEC(ナルテック・車検場で検査をしている国の機関)も「光量不足のまま受検する車が多い」と連名で注意喚起しているほどです。
🔧 当日なんとかなる:光軸のズレ → テスター屋で調整OK。光量不足 → レンズの黄ばみ磨きや電球(バルブ)交換で回復することも多いです(電球は近くのカー用品店で購入。テスター屋にも交換対応の店あり・要電話確認)
🚫 当日は無理:内部の反射板の劣化だけは、その場では直せません
✅ 理想の段取り:黄ばみや暗さは素人目でも分かります。車検のかなり前にライトをチェック → 不安なら最寄りの整備工場で光量を測定(車検対応の工場なら機器あり・要電話確認)→ 光量が基準に届かなければそのまま修理。一つの工場で完結でき、予約も余裕を持てます。不安を先に潰して、万全の状態で当日へ - ② サイドスリップ(タイヤの向きのわずかなズレ)
→ これもテスター屋で調整OK。先にテスター屋に寄る理由がまさにこの①②です - ③ ブレーキの効き(駐車ブレーキ含む)
→ テスター屋で事前測定はできますが、基準に届かなければ整備が必要です - ④ 排気ガスの濃度
→ エンジンをしっかり暖めてから受けると通ることも。センサー等の故障なら整備が必要です - ⑤ 電球切れなどの小物(ランプ・ウォッシャー・ホーン・発炎筒)
→ 球切れはその場で買って交換できることが多い、一番もったいない落ち方。STEP3のセルフチェックで防げます
💡 抜本対策:当日どうにもならない項目がある前提で組む
その場でなんとかなるのは①②(テスター屋で調整)と⑤(買って交換)まで。①の内部の反射板の劣化、③④やタイヤの溝は、落ちたら現場ではどうにもなりません。遠くから行く方・休みが貴重な方は、次の2段構えが確実です。
(1) 不安のある項目は、先に整備工場で点検・整備して潰しておく当日直せない項目を事前にゼロへ近づけて、万全の状態で臨みます(①の理想の段取りと同じ考え方です)。
(2) そのうえで、期限ギリギリを避けて早めに受けるどれだけ準備しても、光軸のように当日測ってみないと分からない項目は残ります。満了日の2ヶ月前から受けても期限は短縮されないので(2025年4月改正)、万一落ちても後日出直せる「保険の余白」を持てます。
ちなみに私自身は期限(3月27日)ギリギリの3月中旬に受けていますが(タイヤ交換をまとめるため)、それはプロにお任せするお店車検だから選べる段取りです。自分で受けるユーザー車検なら、私も余白を持たせる方を選びます。特に初めてなら、うまくいかないことがあるのが普通です。早めに受けて、最悪の事態(車検切れ)だけは避けたいものです。
🕘午前の枠を予約する
落ちても午後に再挑戦できる保険になります
🔦先にテスター屋に寄る
模擬試験に合格してから本番へ。初心者の一発合格率が大きく変わります
🗣「初めてです」は魔法の言葉
受付でも検査コースでも、これを言えば教えてもらえます。恥ずかしがる必要はまったくありません
👀不安なら前日に見学
検査コースは見学できるところが多いようです。流れを一度見ておくと、当日の緊張が消えます
まとめると、必要なのは特別な技術ではなく、平日の半日と少しの勇気です。それで車検費用が年2.5万〜3万円浮き、続ければ10年で25万〜30万円。「まずは一度、見学だけでも行ってみる」。そのくらいの気軽さで始めるのがちょうどいいと思います。
❓ 車検のよくある質問(Q&A)
Q. うっかり車検が切れてしまったら、どうなりますか?
A. 車検切れのまま公道を走ると、「6ヶ月以下の拘禁刑(懲役にあたる刑)または30万円以下の罰金」に加えて違反点数6点。前歴がなくても、その場で30日の免許停止です。
しかも車検切れの車は、たいてい自賠責保険も一緒に切れていて、そちらは「1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金」。両方同時だと合計12点・90日の免許停止とされています。
もし切れてしまったら運転はせず、①自賠責保険を先に継続する→②市区町村の窓口で仮ナンバー(750円・最長5日)を借りる→③車検に持ち込む、の順番で対処してください。
Q. 車検を受けるとき、代車は借りられますか?
A. お店によります。無料の代車を用意している工場もありますが、1日車検のように短時間で終わる場合は代車なしが前提のことも多いです。台数に限りがあるので、必要なら予約の電話のときに「代車をお願いしたい」と先に伝えておくのが確実です。
たとえば期限が3月31日の車を2月に受けても、次の期限は1年後(乗用車なら2年後)の3月31日のままです。逆に、2ヶ月前より早く受けると次の期限は「受けた日」からの数えになり、そのぶん翌年の期限が前倒しになるので注意してください。
私が3月中旬のギリギリまで粘るのは、本文のとおりタイヤ交換をまとめるためです。混雑する3月を避けたい方は、2月のうちに受けてしまうのもアリです。
Q. 車検の費用は経費にできますか?
A. 事業で使っている車なら経費にできます。点検・整備の費用は「車両費」や「修繕費」、重量税や印紙代は「租税公課」として扱うのが一般的です。仕事とプライベートで兼用している場合は、走行距離などの基準で事業に使った割合だけを計上します(家事按分)。100%プライベートの車は対象外です。
私はコバックで、全額を楽天カードで支払えました(本記事の実額は、そのカード明細が根拠です)。ただし、これはお店によります。「法定費用(自賠責保険料・重量税・印紙代)だけは現金で」というお店が多いので(オートバックスやイエローハットの公式サイトにも同様の記載があります)、カードで払いたい方は予約のときに確認しておくと安心です。
PayPay・d払いなどのQRコード決済も、公式ページで対応を明記しているコバック加盟店があります(使える範囲はお店に確認を)。一方、ICOCAやSuicaなどの交通系ICカードはチャージ上限が2万円のため、6万円台の車検代の支払いには実質使えません。
ユーザー車検で検査場に行く場合は、印紙・証紙を現金で買って納めるのが基本です。詳しくは下のボタンからどうぞ。
Q. 最近聞く「OBD検査」は、プロボックスにも関係ありますか?
A. 結論:プロボックスは対象外です(2026年7月時点で、検査機構の対象車一覧に掲載がないことを確認済み)。
OBD検査(車の電子装置にコンピューターをつないでチェックする検査)は2024年10月から始まりましたが、対象は2021年10月以降に登場した新型車だけだからです。
ご自身の車が対象かどうかは、車検証の備考欄で確認できます。「OBD検査対象車」と書かれていなければ対象外です。
📌 まとめ:毎年6万円ちょっと。工夫すれば怖くない
- プロボックスのバンは毎年車検。実額は2025年60,421円・2026年62,531円
- うち約2万円は法定費用なので、どこで受けても必ずかかる
- 「潰れてもいい日」に1日車検をはめ込めば、生活へのダメージは最小
- 期限が3月なら、スタッドレスからの履き替えを車検と同時にやると交換代と手間が浮く
- 1日車検は最低限と割り切り、しっかりした整備は時間のある時期に分けるのもアリ
- ユーザー車検なら差額2.5万〜3万円=「人にやってもらう手間賃」。本気で安くなるのは点検も整備も自分でやる人(続ければ10年で25万〜30万円)
毎年かかる車検費用は確かに商用バンの弱点ですが、4年付き合ってみると「段取りさえ決めてしまえば怖くない」というのが正直な感想です。
お店に任せる派なら、契約前に複数の車検店の料金を比較しておくと安心です。

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