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プロボックスのユーザー車検|費用と手順を知識ゼロから【調べてまとめた】

2026 9/08
私のプロボックス50系カスタム
2026年9月8日
車検場の検査コースのローラーの上に乗ったプロボックス。運転席の男性が前方の電光掲示板を見上げ、奥に検査員が立っているイラスト
🚗 この記事の結論
自分で車検を受けると、車検基本料の約22,000円と部品交換の工賃が浮きます。
実際の差はざっくり2.5万〜3万円。まるごと「人にやってもらう手間賃」です。
ただし私自身はコバックの1日車検派。この記事は、プロボックスのユーザー車検を公式情報から調べてまとめた内容です。

💡 この記事でわかること

  • ✅プロボックスのユーザー車検にすると、私の実額と比べていくら安くなるか(比較シミュレーション)
  • ✅「検査は自分で・点検は後日お店で」という3つ目の受け方
  • ✅予約から当日の検査コースまでの手順(書類の記入例つき)
  • ✅落ちやすいポイントと、前日までの5分セルフチェック

※私自身は毎年、コバックの1日車検で受けています(実額と受け方は下の記事)。ここから先のユーザー車検の手順は、実際に受けた体験ではなく、運輸支局やNALTEC(自動車技術総合機構=国の検査機関)の公式情報を調べてまとめたものです。

※姉妹車のサクシード(4ナンバー貨物)も、検査の手順と費用の区分はプロボックスと同じです。

▶ 私の車検費用の実額2年分と受け方(コバック1日車検)
目次

🧮 ユーザー車検ならいくら?私の実額と比較シミュレーション

プロボックスのユーザー車検:運輸支局の窓口で書類を提出する場面のイラスト

「車検費用、もっと安くならないの?」という方のために、ユーザー車検(お店に頼まず、自分で運輸支局に車を持ち込んで検査を受ける方法)との比較も出しておきます。

お店に払っている「点検・代行」の部分を自分でやるので、理屈のうえでは法定費用+検査手数料だけで済みます。

項目コバック1日車検
私
ユーザー車検
自賠責保険(12ヶ月)12,850円12,850円
自動車重量税(1年)6,600円6,600円
印紙代(検査手数料)約1,600円2,500円(持込検査)
車検基本料(点検・検査・代行)約22,000円0円(自分でやる)
テスター屋(車検の模擬試験)不要(検査に含む)2,000〜3,000円が目安(光軸のみの場合)
整備・部品代など年により1〜2万円前後(部品代+交換の工賃)5,000円〜1万円ほど(部品代のみ・作業は自分なので工賃0円)
合計60,421円〜62,531円(実額)約3万円〜3.5万円(目安)

※私の内訳=2022年のコバック概算見積書(基本料22,000円・印紙1,600円)とカード明細の実額
※検査手数料=2026年4月改定後の金額(小型自動車・持込検査2,500円)
※ユーザー車検の合計=法定費用+検査手数料+テスター屋+消耗品(オイルなど)の目安。交換部品が多い年はもう少し掛かります

結論はシンプルで、自分でやると浮くのは「車検基本料の約22,000円」と「部品交換の工賃」のふたつ。部品そのものの代金は、どちらの受け方でも掛かります。

今回の実額でも、差はやはり2.5万〜3万円

=店に「代わりにやってもらう分」の対価です

そのうえで、ユーザー車検には正直な注意点もあります。

⏰平日の昼間しか受けられない

運輸支局の受付時間内のみ。土日祝は受けられません

✅ 対策:予約は15日前からネットで取れるので、半日休や平日休みに合わせて計画しやすいです

📋法定点検は別途必要

車検に通っても点検の義務は残ります。自分で記録簿を書くか、点検だけお店に頼む(その分の費用は掛かります)

✅ 対策:受付で「後整備にします」(点検は後日やる、という意味)と言えば車検を先に受けられます。点検だけお店に頼む道も(すぐ下の「3つの受け方」で比較しています)

💡不合格なら直して受け直し

ヘッドライトの光軸(照らす向き)のズレなど、目では分からない項目でよく落ちます

✅ 対策:先にテスター屋で模擬試験→その場で調整してから本番へ。ほぼ合格を持って入場できます

🔦味方は「テスター屋」=車検の模擬試験

検査場のすぐ近くで、本番と同じ機械で事前チェック。ダメな箇所はその場で直してくれます(光軸のみなら1回2,000〜3,000円ほど)

✅ 使い方:検査場に着いたら、まずここに寄る。それだけでOKです

⚠️整備不良のリスクは自分持ち

検査は「その時点で基準を満たすか」を見るだけ。車の健康診断ではありません

✅ 対策:不安な年は「検査は自分・点検はプロ」の組み合わせもできます(すぐ下で説明する「前検査」の受け方です)

🗺検査場が遠い人には不向き

運輸支局(昔でいう陸運局)まで平日に往復。時間もガソリン代も掛かります

✅ 対策:継続検査は全国どこの検査場でも受けられるので、職場の近くなど行きやすい場所を選べます

⚖️ 「車検は自分で・点検は後日お店で」はアリ?【3つの受け方で比較】

車検を「お店に任せる」「検査は自分・点検は後日お店」「検査も点検も自分で」の3パターンを比較したイラスト

「検査は頑張って自分で通して、点検は後日プロに任せたい」。そう考える方も多いと思います。実はこれ、制度として認められていて「前検査(後整備)」と呼ばれます。

点検整備を後回しにして検査だけ先に受けることができ、車検証に「点検整備記録簿 記載なし」と載る形になります(後日、国から点検整備の実施を確認するはがきが届くことがあります)。

では、その組み合わせだと車検費用はいくらになるのか。受け方を3パターンに分けて比べると、答えがはっきり見えます。

受け方年間の目安①との差
①全部お店に任せる
今の私・コバック1日車検
約6万円(実額)—
②検査は自分・点検整備は後日お店約4万〜5万円約1〜2万円
③点検も整備も全部自分約3万〜3.5万円約2.5〜3万円

※②=法定費用・検査手数料・テスター屋(約2.5万円)+お店の法定点検料(整備工場で6,000円〜1万円、ディーラーで1〜2万円が相場)+交換部品があればその代金と工賃。③=法定費用等+消耗品の部品代のみ

正直に書くと、②は「安くなる」というより「先送り」に近いです。後日お店に点検を頼んだ時点で点検料が掛かり、交換部品が見つかれば工賃も同じように掛かるので、浮くのは主に「検査を代行してもらう分」の1〜2万円。

手間を考えると、微妙なところです。

車検費用が本気で安くなるのは③の「点検も整備も自分でやる」人だけ。その代わり差は年2.5万〜3万円と大きく、商用バンは毎年車検なのでこれが毎年積み上がります。

仮に10年続ければ25万〜30万円。スタッドレスタイヤを何セットも買えてしまう差です。

私はというと、平日の昼は夜勤前の睡眠にあてたいのと、プロの目が入る安心を取って、差額の2.5万〜3万円で「時間と安心と、任せられる楽さ」を買っているコバック派です。ただ、車に詳しくて平日に動ける方なら、ユーザー車検は毎年車検の負担をぐっと軽くできる選択肢だと思います。

📘 初めてのユーザー車検・かんたん完全ガイド【知識ゼロからの手順】

ここまで読んで「自分で受けてみたい」と思った方のために、手順を最初から最後までまとめます。先に正直に書いておくと、私自身は夜勤×コバック派で、ユーザー車検の経験はありません。

その代わり、初めての人がつまずくポイントを徹底的に調べて、「これなら迷わない」という形に落とし込みました。

やることを一行にすると、「ネットで予約して、書類を出して、指示どおりに運転する」。これだけです。

まず全体像から。

🔧 整備の知識がなくても、自分でできるの?

ユーザー車検の検査コースで電光掲示板の指示に従って運転する場面のイラスト

正直なところ、いちばんのハードルは手順ではなく、「検査場って業者さんばかりで、素人が行っていい場所なの?」という空気の不安だと思います。安心してください。制度として、持ち主本人が受けることは最初から認められています。

結論から言うと、「検査」だけなら、普段の運転ができる人なら可能です。検査コースで運転者がやるのは、電光掲示板と検査官の指示に従って車を操作すること、まっすぐ進む、ブレーキを踏む、ライトを点ける、ウインカーを出す、といった内容で、整備士のような技術を使う場面はありません。

初めての場合は、受付で「初めてです」と伝えれば検査員が付き添って教えてくれるのが一般的です。しかも1回の申請で検査コースには3回まで入れるので、どこかで不合格になっても、その日のうちに直して(テスター屋で調整して)再挑戦できます。

🔦 テスター屋と検査場の付き合い方

🔦テスター屋車検の模擬試験。合格できるかチェック&その場で調整(検査場のすぐ近く)
→準備OK
🏢検査場(運輸支局)本番の検査コース(10〜15分)
→合格
📄新しい車検証受け取って終了!
もし不合格でも ⟲ テスター屋に戻って調整→同じ日に再挑戦OK(コース入場は3回まで)

「初回は緊張したけど、2回目からは1人でできた」という声が多いのはこのためで、検査そのものは「慣れ」の世界です。予約も国の検査法人のサイトからネットで取れます(予約ボタンと登録のやり方は、このあとの「かんたん完全ガイド」に手順と一緒に置いています)。

本当のハードルは、検査ではなく「点検整備」のほうです。車検に受かっても法定点検の義務はなくならないので、ブレーキまわりなどの点検を自分でできない人は、結局その部分だけお店に頼むことになり、浮く金額は小さくなります。

まとめると、検査は慣れれば誰でもできる。分かれ目は「点検整備を自分でやれるか」。日頃から自分で車をいじる人には、ユーザー車検は車検費用を大きく減らせる、現実的な選択肢です。


🗓 ユーザー車検の全体スケジュール

2週間前〜ネットで予約
(15日前から・無料)
前日まで持ち物3つ+
5分セルフチェック
当日(半日)テスター屋→受付→
検査コース→交付

準備は実質2つだけ。当日も半日で終わります

📋 準備編|予約から前日まで

STEP 1ネットで予約する(無料)

国の「自動車検査インターネット予約システム」でアカウントを作り、「継続検査」で受ける検査場(運輸支局)と日時を選ぶだけ。予約は受検日の15日前から取れます。

月末と3月・9月は混むので避けるのが無難です。月末は、ディーラーが毎月メーカーから課される販売ノルマを月内に達成するため、新車登録を集中させます。3月・9月は、年度末と中間決算にあたり、検査場にクルマの手続きが集中する時期です。検査場は車検のほかに、新車の登録や名義変更なども扱う場所で、決算期や月末はそれらが一気に押し寄せます。おすすめは午前の枠です。万一落ちても、その日の午後に再挑戦しやすくなります。

▶ 予約はこちら:自動車検査インターネット予約システム(公式)

アカウント登録のやり方(実際の画面で確認しました)

📝 アカウント登録の流れ(無料・3分)

①「アカウント登録」
ボタンを押す
②メール・パスワード
氏名・電話を入力
③仮登録メールが
届く
④メールのリンクを
開いて登録完了

予約サイトを開いたら、トップページの「アカウント登録」ボタンを押します。入力するのは次の4つだけです。

  • メールアドレス:これがそのままログイン用のID になります。Gmailなどのフリーメールでも登録OKと公式が明言しています
  • パスワード:8〜20文字で、大文字・小文字・数字・記号のうち3種類以上を混ぜます(例:Syaken2026@ のような形。記号は半角で入力します)
  • 受検者名:当日、車を運転して検査を受けに行く人の氏名です。車の名義人でなくてもOK(家族の車を持ち込む場合も、行く人の名前で大丈夫です)
  • 電話番号:携帯電話番号でも問題ありません

あとは利用規約に「同意する」→ 内容確認 → 送信すると仮登録メールが届くので、メールの中のリンクを開けば登録完了。ここまで3分です。

  • メールが10分待っても来ない:迷惑メールフォルダを確認。それでも無ければ「reserve.naltec.go.jp」からのメールを受信許可に
  • リンクの有効期限が切れた:同じメールアドレスでもう一度やり直せばOK

登録が済んだらログインして「予約」へ。手元に車検証を用意してください(車台番号を入力する場面があります)。予約が取れると予約番号がメールで届きます。

知っておくと安心な公式情報も置いておきます。

  • 予約は24時間365日いつでも操作OK。キャンセル料はゼロ(行けなくなったら取消だけ忘れずに)
  • 継続検査は全国どこの検査場でも受けられる。近くが混んでいれば隣の検査場でもOK
  • 操作に困ったら公式ヘルプデスク(0570-030-330・平日9時〜18時)に電話できる

ここまで来れば、もう「分からないから無理」という理由は残っていないはずです。

STEP 2持ち物をそろえる(前日までに封筒へ)

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書(今の期間のもの)
  • 現金2.5万円ほど(法定費用約2.2万円+テスター屋代。少し多めに)

これだけです。納税証明書は、滞納がなく納付から3週間ほど経っていれば提示を省略できます(不安なら持っていけば確実)。点検整備記録簿は、受付で「後整備にします」と言えば不要です。

お金は「現金」を前提に、少し多めに用意してください。検査場では、検査手数料と重量税は窓口横で印紙・証紙を現金で買って納めるのが基本です。持ち合わせが足りないと、予約して行っても受検できず、半日がまるごと無駄になります。2023年1月からは国の「お支払情報登録サービス」でクレジットカード払いも選べるようになりましたが、事前のWeb登録が必要で、PayPayやSuicaなどのスマホ決済・電子マネーは使えません(重量税分は決済手数料も自己負担)。初めてなら現金がいちばん確実です。

▶ 参考:国土交通省(検査手数料・重量税のキャッシュレス納付)

STEP 3前日までの「5分セルフチェック」

検査でよく引っかかる場所を、知識ゼロでも確認できるものだけ挙げます。

  • ライトが全部点くか:ヘッドライト・ウインカー・ブレーキランプ・ハザード・ナンバー灯(家族に後ろを見てもらうと早いです)
  • ホーン(クラクション)が鳴るか/ワイパーが動くか/ウォッシャー液が出るか
  • タイヤの溝:側面の△マークの先の溝がへこんでいればOK・平らに途切れて見えたらNG(スリップサイン露出=残り溝1.6mm未満でアウト)
  • 発炎筒の有効期限:助手席の足元あたりにある赤い筒。期限切れならカー用品店で数百円で買えます
  • ホイールキャップ(ナットごと覆う樹脂カバー)付きなら外しておく:検査でナットを確認するため、外しておくとスムーズです
スリップサインの見方。△マークの指す先の溝の中に低い橋(スリップサイン)があり、山と同じ高さになったらNG
つまり「溝の底の『橋』の高さまでタイヤがすり減ったらダメ」ということです(法律の基準=残り溝1.6mm・1箇所でもアウト)
発炎筒の有効年月の表示

発炎筒の側面に「有効年月」の表示があります。うちのは2028年1月までOKでした

🔘 ホイールキャップ付き

ホイールキャップ(樹脂カバー)でナットが覆われたトヨタ・プレミオのホイール
樹脂のカバーでナットごと覆い隠しています(例:トヨタ・プレミオ純正)
写真:Tokumeigakarinoaoshima/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

🔩 キャップなし(うちの)

ナットが見えるスチールホイール(ホイールキャップなし仕様)
うちのプロボックスは普段からナットが見える鉄チン仕様(中央の黒いフタはハブの防塵キャップ)。キャップ付きの車は、検査前に外しておくとスムーズです

▶ 出典:Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

🚗 当日編|テスター屋→受付→検査コース

🕘 当日のタイムスケジュール(午前の枠の一例)

8:30ごろテスター屋で
模擬試験&調整
9:00ごろ窓口で書類3枚
印紙・自賠責更新
9:30ごろ検査コース
(10〜15分)
10:30ごろ新しい車検証を
受け取って終了

※時刻は目安の一例です。混み具合で前後しますが、全体で2〜3時間ほど見ておけば十分

STEP 4まずテスター屋へ(車検の模擬試験)

光軸(ライトの向き)だけなら2,000〜3,000円、全項目のチェックなら4,000〜5,000円ほどが目安。ズレはその場で直してもらえるので、ここを通ってから本番に行けばほぼ「合格を持って入場」する状態になります。

STEP 5窓口で書類3枚をもらって記入

もらうのは「継続検査申請書」「自動車重量税納付書」「自動車検査票」の3枚。記入台に見本があり、書くのはナンバー・車台番号・氏名住所・走行距離くらいです。窓口で「初めてです」と言えば教えてもらえます。

その3枚の実物はこんな見た目です(運輸局公式の記入例)。事前に眺めておくと、当日窓口で迷いません。🔍 画像はタップ(クリック)すると拡大して、細かい字まで確認できます。

継続検査申請書(専用3号様式)の記入例

①継続検査申請書の記入例。鉛筆で書く欄とボールペンで書く欄があります
出典:北海道運輸局ホームページ(札幌運輸支局「必要書類の記載例」)
🔍 タップで拡大できます
自動車検査票の記入例

②自動車検査票の記入例。※画像内の手数料額は2023年時点のもので、現在は改定されています(小型の持込検査は2,500円)
出典:北海道運輸局ホームページ(札幌運輸支局「必要書類の記載例」)
🔍 タップで拡大できます
自動車重量税納付書(検査自動車)の記入例
③自動車重量税納付書の記入例。※金額例は乗用車(2年車検)のもの。プロボックスバン(毎年車検)の重量税は6,600円です
出典:北海道運輸局ホームページ(札幌運輸支局「必要書類の記載例」)
🔍 タップで拡大できます
▶ 出典:北海道運輸局(必要書類の記載例)

印紙の購入も、自賠責の更新(次の12ヶ月分)も、構内の窓口で当日そのままできます。

STEP 6検査コースへ(10〜15分)

並ぶ前に検査員に「初めてです」と伝えると、付き添って教えてくれるのが一般的です。コースの中でやるのは、指示どおりの運転操作だけ。

  1. まっすぐゆっくり進む(横滑りのチェック。線に沿って進むだけ)
  2. 指示に合わせてライト・ウインカー・ホーンを操作
  3. ブレーキを踏む(検査機のローラーの上で、効き具合を測定)
  4. スピードメーターの検査:車はローラーの上に乗ったままで、前には進みません。アクセルを踏んで、自分のメーターの表示が40km/hになったらパッシングで合図します
  5. ライトの向きを機械が測定(乗って待つだけ)
  6. 排ガスの検査:検査機から伸びているホース(測定用の管)を、自分の手で車のマフラーの穴に差し込みます。機械が排気ガスの成分を自動で測ってくれるので、電光掲示板に「○」が出たら管を抜いて元に戻すだけです
  7. 下回り検査中は指示どおりにブレーキ(車の下から検査員がチェックします)

電光掲示板と音声が次にやることを教えてくれるので、運転免許がある人なら操作自体に特別な技術は要りません。

STEP 7総合判定→新しい車検証を受け取って終了

コース出口の総合判定ボックスに書類を出して合格印をもらい、窓口に提出すると新しい車検証とフロントガラス用のステッカーがもらえます。

もし落ちても、1回の申請でコースには3回まで入れます。落ちた箇所がその場で直せるもの(光軸など)なら、テスター屋で直してその日のうちに再挑戦するのが定番の流れです。

⚠️ 落ちやすい定番ポイント5つ(対処法つき)

「どの項目で何%落ちたか」という公式統計は公表されていません。ただ、テスター屋さんや整備士さんの間で定番として挙がるのがこの5つです。

  • ① ヘッドライトの光軸・光量
    定番中の定番。国土交通省とNALTEC(ナルテック・車検場で検査をしている国の機関)も「光量不足のまま受検する車が多い」と連名で注意喚起しているほどです。
    🔧 当日なんとかなる:光軸のズレ → テスター屋で調整OK。光量不足 → レンズの黄ばみ磨きや電球(バルブ)交換で回復することも多いです(電球は近くのカー用品店で購入。テスター屋にも交換対応の店あり・要電話確認)
    🚫 当日は無理:内部の反射板の劣化だけは、その場では直せません
    ✅ 理想の段取り:黄ばみや暗さは素人目でも分かります。車検のかなり前にライトをチェック → 不安なら最寄りの整備工場で光量を測定(車検対応の工場なら機器あり・要電話確認)→ 光量が基準に届かなければそのまま修理。一つの工場で完結でき、予約も余裕を持てます。不安を先に潰して、万全の状態で当日へ
  • ② サイドスリップ(タイヤの向きのわずかなズレ)
    → これもテスター屋で調整OK。先にテスター屋に寄る理由がまさにこの①②です
  • ③ ブレーキの効き(駐車ブレーキ含む)
    → テスター屋で事前測定はできますが、基準に届かなければ整備が必要です
  • ④ 排気ガスの濃度
    → エンジンをしっかり暖めてから受けると通ることも。センサー等の故障なら整備が必要です
  • ⑤ 電球切れなどの小物(ランプ・ウォッシャー・ホーン・発炎筒)
    → 球切れはその場で買って交換できることが多い、一番もったいない落ち方。STEP3のセルフチェックで防げます

💡 抜本対策:当日どうにもならない項目がある前提で組む
その場でなんとかなるのは①②(テスター屋で調整)と⑤(買って交換)まで。①の内部の反射板の劣化、③④やタイヤの溝は、落ちたら現場ではどうにもなりません。遠くから行く方・休みが貴重な方は、次の2段構えが確実です。
(1) 不安のある項目は、先に整備工場で点検・整備して潰しておく。当日直せない項目を事前にゼロへ近づけて、万全の状態で臨みます(①の理想の段取りと同じ考え方です)。
(2) そのうえで、期限ギリギリを避けて早めに受ける。どれだけ準備しても、光軸のように当日測ってみないと分からない項目は残ります。満了日の2ヶ月前から受けても期限は短縮されないので(2025年4月改正)、万一落ちても後日出直せる「保険の余白」を持てます。
ちなみに私自身は期限(3月27日)ギリギリの3月中旬に受けていますが(タイヤ交換をまとめるため)、それはプロにお任せするお店車検だから選べる段取りです。自分で受けるユーザー車検なら、私も余白を持たせる方を選びます。特に初めてなら、うまくいかないことがあるのが普通です。早めに受けて、最悪の事態(車検切れ)だけは避けたいものです。

▶ 前日までの5分セルフチェック(STEP3)に戻る

▶ 参考:NALTEC(不適合になったときの再入場ルール)

🕘午前の枠を予約する

落ちても午後に再挑戦できる保険になります

🔦先にテスター屋に寄る

模擬試験に合格してから本番へ。初心者の一発合格率が大きく変わります

🗣「初めてです」は魔法の言葉

受付でも検査コースでも、これを言えば教えてもらえます。恥ずかしがる必要はまったくありません

👀不安なら前日に見学

検査コースは見学できるところが多いようです。流れを一度見ておくと、当日の緊張が消えます

まとめると、必要なのは特別な技術ではなく、平日の半日と少しの勇気です。それで車検費用が年2.5万〜3万円浮き、続ければ10年で25万〜30万円。「まずは一度、見学だけでも行ってみる」。そのくらいの気軽さで始めるのがちょうどいいと思います。

❓ ユーザー車検のよくある質問(Q&A)

Q. 予約画面に出てくる「ラウンド」って何ですか?

A. 検査の時間帯の区切りです。1日は4ラウンドで、中部検査部の場合は1ラウンド9:00〜10:15、2ラウンド10:30〜12:00、3ラウンド13:00〜14:15、4ラウンド14:30〜16:00。予約はこの枠ごとに取ります。

学校の時間割の「1時限目・2時限目」と同じです。時刻は検査場によって多少違うので、予約画面で自分の検査場の枠を確認してください。

Q. 書類にハンコは必要ですか?

A. 不要です。2021年1月1日から、継続検査申請書の押印は廃止されました。念のため認印を持っていっても困りませんが、押す欄はありません。

Q. 合格したら、新しい車検ステッカーはどこに貼りますか?

A. 運転席側の上部です。2023年7月3日から「運転席側上部で、車両中心からできるだけ遠い位置」に変わりました。古いステッカーは剥がして、新しいものをその位置に貼ります。

運転席から満了日が見えるようにして、うっかり車検切れを減らすのが狙いです。

▶ 参考:NALTEC中部検査部(ラウンドの時刻)
▶ 参考:国土交通省(押印を求める手続の見直し)
▶ 参考:JAF Mate(車検ステッカーの貼付位置の変更)

📌 まとめ:プロボックスのユーザー車検は誰でもできる。分かれ目は点検整備

ユーザー車検で浮くのは、車検基本料の約22,000円と部品交換の工賃です。手順そのものは、平日の半日と少しの勇気があれば通れます。本当の分かれ目は「点検整備を自分でやれるか」。私はそこを店に任せる代わりに、夜勤の日の1日車検で負担を減らしています。

▶ 車検費用の実額2年分と私の受け方(コバック1日車検)
▶ プロボックスの年間維持費まとめ【約41万円】
▶ プロボックスの税金は年いくら?13年超で上がる額
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プロボックス歴約4年。2016年からAmazon・楽天で買い続けて購入件数は340点以上。プロボックスのカスタム・スノボ遠征の道具・生活用品を、実体験をもとに正直にレビューしています。
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