🚗 この記事でわかること
- ジムニー → bB → プロボックスと乗り継いだ私のリアルな比較
- bBとプロボックス、それぞれが勝っているところ
- 雪山・車中泊・積載のために4WDの商用車を選んだ理由
- どんな人にbB/どんな人にプロボックスが向くか
私の車歴は「ジムニー → bB → プロボックス」
私が今のプロボックスに乗る前、最初に買った車はスズキのジムニーでした。走破性も見た目も維持費も気に入って、その後も何度かジムニーを乗り継いできました。
ただ、長く乗るうちに「少し狭いな」「そろそろ飽きてきたな」という気持ちも出てきて、次は違う種類の車に乗ってみたいと考えるようになります。そこから出会ったのがトヨタのbB、そして今のプロボックスです。同じ人間が3台を乗り継いだからこそ書ける、正直な比較をまとめます。
そもそも、なぜbBを買ったのか
きっかけは、まったくの偶然でした。
当時の私は、街中で前を走っていたトヨタのパッソに惹かれていました。5ナンバーで維持費も比較的安そうで、ジムニーの無骨さを削ぎ落としたような少しかわいい見た目で、乗り心地も良さそう。雑誌の「goo」で程度の良い個体を見つけ、車で2時間ほどの販売店まで見に行くことにしました。
ところが、お店に行く数日前にジムニーの調子が悪くなってしまい、急遽レンタカーを借りることに。そこで割り当てられたのが、bBでした。
そのbBでパッソのお店へ向かう道中、「……何だこの車、乗り心地いいぞ」と思いながら到着。いざパッソに試乗させてもらったのですが、運転を始めた時にはもう、比較対象がジムニーではなく、さっきまで乗っていたbBにすり替わっていました。
広さ、運転のしやすさ、快適さ、リラックスできる空間——ジムニーでは満たせなかった部分が次々に埋まっていき、私の中での結果はbBの圧勝。帰りの運転で「やっぱりbBを買おう」と心に決め、家に帰ってgooでbBを探し、次の休みに購入しました。
決め手になったのは、ソファのような座席・音響設備の豊かさ・軽自動車にはない運転席まわりの広さ。スマートキーもこの時が初めてで、一気に便利になって「いい買い物をしたな」と感じたのを覚えています。
bBからプロボックスへ。乗り換えた決定的な理由
正直に言うと、bBそのものに不満はほとんどありませんでした。乗り換えの理由は2つです。
ひとつは、bBの調子が悪くなって買い替え時期が来たこと。もうひとつは、冬に雪山へスノーボードをしに行くので、次は2WDではなく4WDにする、と強く意識していたことです。
実はbBにも4WDはありましたし、似た形の4WDで「ルミオン」という車があるのも知っていました。ただ、私のイメージでは、どちらも4WDではあるものの雪道での走破性は強くなさそう。だから「しっかり走ってくれる4WD」を探していました。
何にしようか悩んでいたある冬、スキー場へ向かう道中でプロボックスのカスタム車が走っているのを見て「これだ」と。自分の条件を満たしているか、頭の中で「×・△・◯・◎」の4段階で採点してみたら、すべて◯以上。そのままプロボックスに決めました。
ただ、乗り換えてからの本音を言うと、乗り心地は明確にグレードダウンでした。視界は低くて見上げる感じ、車内はやや狭く、肘置きもない。乗用車寄りの快適さを犠牲にして、商用車の必要最低限の装備感が露骨に出ている——どちらかと言うとジムニーに戻った感覚でした。
bBとプロボックスを項目で比較(早見表)
| 比較項目 | bB | プロボックス |
|---|---|---|
| 積載・荷室 | △ | ◎ |
| 雪道・4WDの走破性 | △ | ◎ |
| 視界 | ◎ | △ |
| 乗り心地・快適性 | ◎ | △ |
| 居住性・内装 | ◎ | △ |
| 燃費 | △ | △ (フルタイム4WDがネック) |
ひとつずつ、本音を書いていきます。
積載・荷室 → プロボックス
圧倒的にプロボックス。 後部座席を倒せば、大概のものは積めるイメージです。bBはその空間がない代わりに、後部座席の快適さを取った車。逆にプロボックスの後部座席はジムニーに近くて、座るための設計というより「ただ付いている椅子」。座りたければ座れます、くらいの割り切りです。
雪道・4WD → プロボックス
これも圧倒的にプロボックス。 多少の轍にハマっても抜け出せる自信と安心感があります。
視界 → bB
圧倒的にbB。 高さ自体はbBもそれほど高くありませんが、フロントガラスが広く、運転席からガラスまでの距離が遠いので圧迫感がほとんどありません。プロボックスはすぐ目の前にフロントガラスがあって狭く、圧迫感と視界の狭さをより強く感じます。
乗り心地 → bB
bBの圧勝。 比較になりません。bBの座席は座席というよりほぼソファで、部屋にいるくらいリラックスできました。
燃費 → ほぼ互角
正直どちらもはっきりした差は感じませんでした。実際カタログでも両方16.0km/L(10・15モード)とほぼ同じ。プロボックスは商用車で軽そうに思えますが、4WD車は意外と重く(約1,110kg)、フルタイム4WDの駆動ロスもあって、燃費が特別良いわけではありません。
正直、bBの方が良かったところ
ここははっきり書いておきます。そもそもbBは乗用車、プロボックスは商用車。土俵が違うので、まともに比べること自体あまり意味がないかもしれません。デザインは完全に好みの問題なので、どちらが上とも言えません。
ただ、内装・居住性は、やっぱりbBです。特に運転席まわりの快適さは段違いでした。極論を言えば、「内装(特に運転席まわり)はbB、外見・走破性・荷室の広さはプロボックス」を足して良いところだけ残した車があれば、私は即・乗り換え必至です(笑)。
それでも、プロボックスにして良かったこと
快適性はあまりないぶん、やっぱり走破性です。急に天候が変わって吹雪いても、スキー場まで連れて行ってくれる安心感は代えがたいものがあります。bBの時はヒヤヒヤしながら向かっていた記憶があり、安全を優先して最悪、途中で引き返したこともありました。プロボックスにしてからは、その不安がぐっと減りました。
そしてもうひとつ。スノーボードのギアは正直けっこうな量になりますが、それを全部積んでも、寝袋ではなく普通のお布団で眠れる荷室の広さ。これは買って良かったと心から思えるメリットです。
bBで過ごした日々の思い出
最後に、bBの思い出を少しだけ。よくドライブデートをしました。bBは運転席の肘置きを後部座席側に倒すと、運転席と助手席が1本の長いソファみたいになるんです。おかげで近い距離でスキンシップができました。
失敗もあります。雪山へ向かう道中、スタックしかけたこと。急勾配の上り坂で一度止まってしまうと、そこからの発進はほぼ無理ゲーでした(笑)。あの時はハザードを焚いて、運よく近くにあった空きスペースへ移動してしのぎました。
そして一番好きだった瞬間。私のbBには複数のスピーカーが付いていて、そのまわりに青く光る丸いリングが、音楽のテンポに合わせて発光するんです。あれが心地よくて好きでした。今思い返すと、bBはプロボックスよりかなり密閉性が高く、音楽を気持ちよく聴くのに向いた車だったなと思います。
結局、どっちが向いている?
迷っている人向けに私なりの結論を。どちらも、まずは見た目で選ぶのが大前提だと思います。
bBが向いている人
※すでに販売終了。現代に同じような車があれば、という前提です。
- 音楽が大好き
- 柔らかいソファのような座席で快適に過ごしたい
- ラグジュアリーさを手頃な価格で味わいたい
- アウトドアは年に数回(たまにキャンプ程度)
プロボックス(カスタム)が向いている人
- アウトドアが大好きで関わる頻度が高い
- 維持費を安く抑えたい
- 圧倒的にアウトドアな見た目にこだわりたい
- 車中泊デビューしてみたい
- 大きな荷物を積んで何かを始めたい
まとめ
bBは快適な普通車、プロボックスは走って積める相棒。同じ人間が両方を長く乗ったからこそ言えるのは、どちらが上ではなく、暮らし方で正解が変わるということでした。私は雪山とスノーボードのために走破性と積載を取りましたが、街乗り中心で快適さがほしいなら、bBのような車は今でも魅力的だと思います。

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